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「品玉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

品玉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柿の種」より 著者:寺田寅彦
道で手品をやっているところを、そのうしろの家の二階から見下ろしていると、あんまり品玉がよく見え過ぎて、ばからしくて見ていられないそうである。 感心して見物して....
「手首」の問題」より 著者:寺田寅彦
ザイはこれでやすやすと驚くべき強大なよい音を出したそうである。この魔術のだいじの品玉は全くあの弓を導く右手の手首にあるらしい。手首の関節が完全に柔らかく自由な屈....
変った話」より 著者:寺田寅彦
の骨董の塵の中にも現代最新の発明の種があるとすれば、同じ塵の中には未来の新発明の品玉がまだまだいくらも蔵されているかもしれない。 「アー、そんなものは君、もう二....
西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
罪人を検出する法、烏賊墨の証文、橙汁のあぶり出しなどがある。 詐欺師や香具師の品玉やテクニックには『永代蔵』に狼の黒焼や閻魔鳥や便覧坊があり、対馬行の煙草の話....
耳と目」より 著者:寺田寅彦
いるのは周知の事実であろう。 トーキー製作の監督者は、要するに人間の目と耳とを品玉とする魔術師である。従ってこれらの感官に関する充分な分析的な研究を基礎として....