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哩
「哩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
哩の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
だ。それはロックの目から見れば、あるいは一歩の差かもしれない。けれども僕には十|
哩《マイル》も違うのだ。」
「しかし先生の英雄曲は……」
クラバックは細い目を....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
渡る寂しさを蓄えている。夢は既に地上から去った。我我も慰めを求める為には何万億|
哩《マイル》の天上へ、――宇宙の夜に懸った第二の地球へ輝かしい夢を移さなければな....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
系中で最小だと称せられる遊星に行ったことがあるが、その周囲はわずかに五〇〇ドイツ
哩(三七六〇キロメートル)にも足りなかったそうである。彼はまたしばしば他の遊星の....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
一 木曾街道、奈良井の駅は、中央線起点、飯田町より一五八|
哩二、海抜三二〇〇尺、と言い出すより、膝栗毛を思う方が手っ取り早く行旅の情を催さ....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
士の手から松ヶ谷学士と真弓子の脇腹に飛んだ―― 「とんだことに、永く手間どらせた
哩」と博士は呟きながら後を再びふりむこうともせず、そろそろと研究所の方へ引きかえ....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
建物の並ぶ真夜中の官庁街を駆け抜けて行きました。 軈て僕の乗った自動車は三十|
哩の最大速力を緩めると共に一つの角を曲りました。警笛を四隣のビルディングに反響さ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
が、つかなくなるのを恐れる」 「なにしろ、電灯器具材料を積んでいますから、四十|
哩以上の速度を出すと、壊れてしまう虞れが、あるのです」 「兎に角、弱ったね。すこ....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
下る痣蟹の黒い姿はドンドン小さくなっていった。 「うん、生意気なことをやり居った
哩」と大江山捜査課長は天の一角を睨んでいたが「よオし、誰か羽田航空港に電話をして....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
「フォアラウンド」を買う。三十五円なり。 ◯小栗虫太郎君の「有尾人」と「地軸二万
哩」の二冊を検読す。朱線にて為すべきところ方々ある外、全く復刊出来ざるもの五つば....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
宙戦隊は、活発な行動をとりはじめた。この戦隊は、噴射艇五百隻でもって、約二百万|
哩を航続する力を持っていた。その上、帆村の研究により、ミミ族を制圧するにたるだけ....
「科学時潮」より 著者:海野十三
てポールやパンタグラフは無い。皆レールのところから電気を取っている。一時間十五|
哩の速力であるから上野、浅草間は五分位で連絡が出来る。 地下鉄道の出来たことは....
「母を尋ねて三千里」より 著者:アミーチスエドモンド・デ
「それでは私はコルドバへゆきます。」 「かわいそうに。コルドバはここから何百|
哩もある。」 紳士はこういいました。 マルコは死んだように、門によりかかりま....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
しゃい、印象派の表現派のとゴテ付いてるが、ゴークやセザンヌは疾っくに俺がやってる
哩」とでも脂下ってるだろう。 (大正十四年三月補訂)....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
た。近藤事務長は土地の有志と計りて、事務長以下十数人、遺骸を奉じて埠頭を去る三|
哩なるパセパンシャンの丘巓に仮の野辺送りをし、日本の在留僧釈梅仙を請じて慇ろに読....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
南球五万
哩余程、沐雨梳風嘆独行、帰入旧廬有相識、一窓梅月照寒更。 甫水 円了道人 (南....