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「唇音〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

唇音の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
もので、それがために、従来なかったような多くの新しい音が出来たのである。 (四)唇音退化の傾向は国語音韻変遷上の著しい現象である。ハ行音の変遷において見られるp....
駒のいななき」より 著者:橋本進吉
ufefoと発音されていた。このf音は西洋諸国語や支那《シナ》語におけるごとき歯唇音《ししんおん》(上歯と下唇との間で発する音)ではなく、今日のフの音の子音に近....
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
」の音に変ったのですが、ワ行の音はwで初まる音で、wは唇を合せて発する音ですが、唇音の「ファフィ」などの音も、やはり唇を合せて発する音で、ハ行音がワ行音にかわっ....
言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
g はだいぶちがうが、しかしgを流動的にし、bをvにすればフィン語に接近し、bを唇音の m へ導けばタミール語の malai に似て来る。後者は「盛り土」の「盛....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ピプペポ」もピが「トッピャッピ」に一度だけ特例的に使われているにすぎない。つまり唇音の全部が使用されていないと見てよろしいのである。 ここで注意すべきことは日....