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「唐名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

唐名の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
朝散《ちょうさん》太夫《だいぶ》とは、支那唐朝の制にて従《じゅ》五|品下《ほんげ》の雅称、我国にて従五位下の唐名《とうめい》とある。 太夫とは、支那周代の朝廷及諸侯の、国の官吏の階級の一....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の竟宴が行われる前の年であった。 彼の家集は『長秋詠藻』という。長秋は皇后宮の唐名であるから、皇太后宮大夫であった役名を冠したわけである。治承二年俊成六十五歳....
私本太平記」より 著者:吉川英治
王の軍を、中書軍とよんだのは、親王が“中務卿”であったからで、ナカツカサの御子を唐名では「中書王」という。それからの敬称である。 しかし軍の中堅は、ほとんどが....