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唐犬
「唐犬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
唐犬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
《はなかわど》の戸澤助六《とざわすけろく》、夢《ゆめ》の市郎兵衞《いちろべえ》、
唐犬權兵衞《とうけんごんべえ》などと云う者がありまして、其の町内々々を持って居て....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
国柄では飯は食えぬ。
講談を書こうと思い始める。漱石調で水戸黄門。藤村調で
唐犬ゴンベエ。鴎外調で佐倉ソウゴロ。はっしはっしと切り結ぶと云う陰惨ごとはどうに....
「二人町奴」より 著者:国枝史郎
の意気地のない養子、弥左衛門といってほんの三下だが、親分は藩隨院長兵衛兄弟分には
唐犬権兵衛、放駒四郎兵衛、夢の市郎兵衛、そんな手合もございます。お預け下せえお預....
「番町皿屋敷」より 著者:岡本綺堂
店には二人の先客があった。二人ともに長い刀を一本打ち込んで、一人はこれ見よがしの
唐犬びたいをうららかな日の光に晒していた。一人はほうろく頭巾をかぶっていた。彼等....