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唐糸
「唐糸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
唐糸の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
て持って来て、李朝白磁の手頃なふっくりした花瓶に無造作に挿す。すすきの萎えた穂と
唐糸草の実つきと、残りの赤い色を細かにつけた水引草と、それに刺なしひいらぎの白い....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
声で、 青葉しげれる桜井の、里のわたりの夕まぐれ、 と廊下で繃帯を巻きながら、
唐糸の響くように、四五人で交る交る低唱していた、看護婦たちの声が、フト途切れたト....