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唐饅頭
「唐饅頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
唐饅頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
がと云いおいて、帰って行った。 その晩宗助は到来の菓子折の葢《ふた》を開けて、
唐饅頭《とうまんじゅう》を頬張《ほおば》りながら、 「こんなものをくれるところを....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
ってる人を思いやる人はなお悲しいわ!」 「なあに」と武男は茶をすすり果てて風月の
唐饅頭二つ三つ一息に平らげながら「なあに、これくらいの風雨はまだいいが、南シナ海....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
る神妙な態度を見れば、いぶせき宿もまた頼もしいような感がした。この和田浜の宿では
唐饅頭という飴を餡にした下等な菓子が名物であった。菓子好の私は前夜も朝もそれを沢....