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唱門師
「唱門師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
唱門師の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
彼らはもと沓作りを業としたというが、後にはもっぱら弓弦売として世に知られ、宿とも
唱門師とも呼ばれて、やはり濫僧の徒であった、高野山宝寿院蔵永禄十年の奥書なる「貞....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
の遊芸者・工業者等は、みな長吏支配の下に置くということになっている。これは奈良の
唱門師が、いわゆる七道の者を進退したと同様で、いわゆる長吏法師なるものが、非人を....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
いて、ある者が次第に深みに沈み行いて、鉦打茶筅の徒はもとより、夙とか、鉢屋とか、
唱門師とか、犬神人とか、エタとか、番非人とか、その他各種の特殊民の源をなしたもの....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
る道行きであらねばならぬ。そしてその河原の者・坂の者・散所の者などは、往々後世の
唱門師・宿・エタ等の元祖となったもので、その源流の一つとしてこの放免が数えらるる....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
が、よしや少からず存在するとしても、また猿楽役者の祖先が、かつては非人と言われた
唱門師支配の下におったという履歴を有していても、それが幾分でもその子孫に累いをな....