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商人根性
「商人根性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
商人根性の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ロマネスク」より 著者:太宰治
に彼は三島の宿のひとたちから、ならずもの、と呼ばれて不潔がられていた。次郎兵衛は
商人根性というものをきらった。世の中はそろばんでない。価のないものこそ貴いのだ、....
「モスクワ印象記」より 著者:宮本百合子
仲間は彼を嘲弄し、そして花をすてた。 ――お前はブルジョアだよ。お嬢さまだよ。
商人根性《メシチャンストヴォ》! しかし、
商人根性とは何か。清純を好むのは商人....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
が、曰くをつけられているから、こっちを出したいんだなんて。そういう作家の見かたの
商人根性も本当にきらいです。丹羽の作品集を古谷綱武の年表解説つきなんかで、物笑い....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
いるところなどを見るといかにも下品である。中等下等の婦女子に至っては、いずれも小
商人根性があって些細な事に齷齪する心がその品格までに現われて、何となくこせこせし....