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商品切手
「商品切手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
商品切手の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放浪」より 著者:織田作之助
故人の知人を装うて葬儀場や告別式場に行き、良い加減な名刺一枚で、会葬御礼のパンや
商品切手を貰う常習犯で、被害は数千円に達しているということだった。なんや阿呆らし....
「丸善と三越」より 著者:寺田寅彦
、三越に行く事を別に名誉とも恥とも思ってはいまい。 正面の階段の上り口の左側に
商品切手を売る所がある。ここはいつでも人が込み合っていて数百円のを持って行く人も....
「蓄音機」より 著者:寺田寅彦
や活動写真で代用する事ができるようになると同時に、教育の効果はその場限りの知識の
商品切手のようなものになる。生徒の生涯を貫ぬいてその魂を導き引き立てるような貴い....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
受けないものはなかったが、中村屋(当時売上げ月二万円程度)でも、月額千円に上った
商品切手が全く出なくなり、その他の売上げにおいておよそ二千円を減じ、合わせて三千....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
ます。 なお、日本百貨店の有する強力な武器として特に偉大な勢力を持って居るのは
商品切手であります。西洋ではクリスマスとか近親の誕生日とかだけにのみ贈り物をする....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
んでお附合に一杯、という心づもり。もっとも家内の心づけ、出ず入らずに、なにがしの
商品切手というのを、水引で袱紗で懐中にして、まじまじ、そこに控えている年配の男を....
「放浪」より 著者:織田作之助
あれば知人を装うて葬儀場や告別式場に行き、良い加減な名刺一枚で、会葬御礼のパスや
商品切手を貰う常習犯で、被害は数千円に達しているということだった。何んや阿呆らし....