商売敵[語句情報] »
商売敵
「商売敵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
商売敵の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
新聞」だけだったが、「中央新聞」は「東洋新報」と色彩を同じくし、いわば文字通りの
商売敵だった。従って皮肉な調子が記事にあらわれていた。朝の珈琲を応接間の長椅子に....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
というものと、自分というものとが、このかわいい学生の謙譲なる購買力の前で、立派な
商売敵となって対立していた瞬間の光景に、偶然にもめぐり合わせたのであった。 そ....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
いう名も、記憶の中にある。その東隣りが日比野という呉服店で、こっちは、古手屋で、
商売敵であるから、私も、決して、遊びに行かなかった。 その隣りが、堺の名産、大....
「蜂が団子をこしらえる話」より 著者:寺田寅彦
ういう訳で蜂がこのような攻撃をしたか、私には少しも見当が付かなかった。人間ならば
商売敵という言葉で容易に説明さるべき行為の動機が、この場合に適用するかどうか、そ....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
対で、洵に陽気で愉快だった。これは同業者――同じ文筆稼業人と一緒だったら、そこに
商売敵的反目嫉視などが這入って不愉快だったろうと思うよ。 米国人が沢山乗ってい....
「近作鉢の会に一言」より 著者:北大路魯山人
ありますので、一層作陶に努力している次第です。 どうか世間の多くの作陶家各位も
商売敵のように思わないで、また邪魔な存在であるように考えられないで、胸襟を披かれ....