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「商物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

商物の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草迷宮」より 著者:泉鏡花
て、馬車こそ通いませぬけれども、私などは夜さり店を了いますると、お菓子、水菓子、商物だけを風呂敷包、ト背負いまして、片手に薬缶を提げたなりで、夕焼にお前様、影を....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
まう。とにかく畳一畳へ造作をして、昼間は往来へはみださした台の上へ、うず高く店の商物《しろもの》を積みあげる。この割込みが通れば一ぱしのものだ。いつの間にか、露....
蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
出て、「この家三とせばかり前までは、村主の何某という人の賑しくて住侍るが、筑紫に商物積みてくだりし、その船|行方なくなりて後は、家に残る人も散々になりぬるより、....