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「商議〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

商議の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
も又この罪を免《まぬか》れない。近き将来、各国から委員が集って充分《じゅうぶん》商議の上厳重に処罰されるのはわかり切ったことである。又この事実は、ビジテリアンた....
理想の女」より 著者:豊島与志雄
がはるに少しも徹底しないような不安を感じだした。私の命令は、途中ではると秀子との商議に上せられ、そしていい加減に勝手に取計らわれるらしかった。この不安が次第に私....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
もった。彼らは「モントルイュ・スュール・メールの市長その人の逮捕の必要のこと」を商議した。こののという文字の多い文句は検事のであって、検事長への報告の原稿に全部....
レンブラントの国」より 著者:野上豊一郎
議員が、ペルシア風の緋のテイブルクロスで蔽われた一つのテイブルの上に書類を置いて商議していると、後の羽目板に倚つかかるようにして一人の召使の男が無帽で立っている....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
やはり我々と同じようにチブロン島を狙っているそうだ。まず使者を遣わして彼らと一応商議しようと思う」 「賛成」 と部下達は一斉に叫んだ。 そこで二十人の部下達....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
学校の設立、すなわちこれなり。明治四年廃藩のころ、中津の旧官員と東京の慶応義塾と商議の上、旧知事の家禄を分《わか》ち旧藩の積金《つみきん》と合《がっ》して洋学の....
学者安心論」より 著者:福沢諭吉
は、その意味のもっとも広きものにして、ただ政府の官員となり政府の役所に坐して事を商議施行するのみをもって、政《まつりごと》にかかわるというに非ず。人民みずから自....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
の文字を消して語学の二字に改むれば、願いも済み、生徒のためには大幸ならん」と再三商議したれども、結局のところ、このたびの教師を得ずして社中生徒の学業あるいは退歩....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ければならぬことは、他にたくさんある。彼女のいっさいの注意力は、フランス大使との商議に向けられなければならぬ。 また実際、フランス大使の扱いかたには、熟練を要....
三国志」より 著者:吉川英治
振り上げ、 「丞相丞相。しばらくの間、呂布に時刻の猶予をかし給え。城中の者とよく商議して、降使をつかわすことにするから」 傍にいた陳宮は、意外な呂布の返辞に愕....
三国志」より 著者:吉川英治
非常に困っております。私は孔明の兄だとみられておりますから。――で、実は、わざと商議にも関わらず、心ならずも局外に立って、この紛論をながめているわけです」 「そ....