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問合せ
「問合せ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
問合せの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
ゃろか」と豹一に手紙の代筆を頼んだ。大津の料理屋で働いている彼女の友達から、近況
問合せの手紙が来た、その返事を書いてくれと、彼女は言い、 「どんな風に書きましょ....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
が出来るか、其の価は幾等であるか爾して其の秘密は何時までも無難に保たれるかと云う
問合せの為でした。
「勿論総ての点を私は満足に答え、今まで私の手を経た人は再び見....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
る。(大正15・8「時事新報」) 私の机 ある雑誌社から「あなたの机は」という
問合せが来たので、こんな返事をかいて送る。 天神机――今はあと方もなくなってし....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
支倉も子供ではない、いや/\それどころか人並以上に奸智に長けた男である。電気局に
問合せれば立どころに分るような問題を、どうして、当時未だ電車が無かった筈だと申立....
「お住の霊」より 著者:岡本綺堂
これには何か仔細があろう、妹の片言ばかりでは証にならぬから、兎もかくも一応先方へ
問合せた上、また分別もあろうと思案して、取あえず飯田町の邸へ出向いて主人の隼人に....
「悪因縁の怨」より 著者:江見水蔭
い、先ず羽田で一番慾張りで年を取った者を味方に附けるんだ。その年寄にお玉の素姓を
問合せて見たところが、その年寄の云うのには、あれは松五郎の実の娘では御座いません....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
たかも知れない。しかし大した事は、この時になって始めて持上った。それは鎮火状態を
問合せに行った先程の事務員が、間もなく戻って来て、丸山と呼ぶその技師が、何者かに....
「深川女房」より 著者:小栗風葉
。文言は例のお話の縁談について、明日ちょっとお伺いしたいが、お差支えはないかとの
問合せで、配達が遅れたものと見え、日附は昨日の出である。 端書を膝の上に置いて....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
帰った後にと両親は思っていましたのを、次兄の篤次郎と相談して、独逸へ電報で諾否を
問合せて、ずんずん事を運んでおしまいになったのです。昭和四年の九月でしたが、或日....
「米」より 著者:犬田卯
かったのである。 一方、組合の事務所へ駈けつけた浩平は、自分と同じように肥料の
問合せにやって来ている五六人の者と顔を合せた。 「どうだい、様子は――来そうかい....
「私の机」より 著者:岡本綺堂
ある雑誌社から「あなたの机は」という
問合せが来たので、こんな返事をかいて送る。 天神机――今はあと方もなくなってし....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
」「そういう風に見るのはお前の勝手で、私の方ではそんな事はない。それは私の僧舎に
問合せても分る」といいますと「そうでございますか」といって出て行くその後から下僕....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
に致し方はない、誠に困ったが拠ないから宜しい、其の趣に届けるから、屋敷から何んな
問合せがあっても、お刀はまだ此方へお下げにはならんと云い張れ、そうせんとまた宅に....
「アンケート」より 著者:大倉燁子
む。 (二)木々高太郎先生。 (『探偵文学』第一巻第一〇号、一九三六年一月) お
問合せ 一、シュピオ直木賞記念号の読後感 二、最近お読みになりました小説一篇につ....
「情鬼」より 著者:大倉燁子
きり全然交渉はなかったんだろうと私は思って居ります」 「じゃ宮本さんのいた会社に
問合せても無駄でしょうかね?」 「人事課でも最早分らないかも知れません。何しろ姓....