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問責
「問責〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
問責の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て帰らぬことには、役目が立たないものもあろう。しかし、こちらは視察よりは、むしろ
問責の使をやったつもりですから、返答ぶりの遅いのに、いよいよ焦《じ》らされる。 ....
「三国志」より 著者:吉川英治
るとなしたものであろう。 孔明が戦場で死んだと聞いたとき、この※周だけは、何の
問責もうけなかった。 ――衆論に囚われず、劉禅に開城をすすめた彼は、まずそうい....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
大塔ノ宮の悪策について、宮の御父後醍醐へ直々せまり、いくつかの実証をならべ、その
問責は、強迫的な語気であったとさえいわれている。「かような秘密計画をもって、尊氏....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、幕府に呈した。 これが益※当局の忌諱に触れるところとなり、三僧を江戸に下して
問責し、遂に沢庵を出羽上ノ山へ、玉室を奥州棚倉へ流刑に処した。時に寛永六年七月、....
「雨」より 著者:織田作之助
のことが無かったのは単に機会の問題だったのだと腹の中で残念がっているそんな田中の
問責にお君はふに落ちぬ顔であったが、さすがに、日焼けした顔にあり/\と浮んでいる....