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啓蟄
「啓蟄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
啓蟄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「首頂戴」より 著者:国枝史郎
って来た。遠くで犬の吠声がする。草の間からスルスルと、小蛇が一匹這い出して来た。
啓蟄の季節が来たのだろう。土手の向う側へ隠れてしまった。 「これから何んとなされ....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
て斃れた喜代三の傷口から、大量の血が流れ出、地に溜り、その中で蟻が右往左往した。
啓蟄て間のない小蛇が、井戸端の湿地に、灰白い紐のように延びていたが、草履を飛ばせ....
「立春の卵」より 著者:中谷宇吉郎
太陽年を太陽の黄経《こうけい》に従って二十四等分し、その各等分点を、立春、雨水、
啓蟄《けいちつ》、春分、清明《せいめい》……という風に名づけたのである。もっと簡....