善い哉[語句情報] » 善い哉

「善い哉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

善い哉の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
酒の追憶」より 著者:太宰治
イが少し残っていてよ。」 救われた。なるほど、お酒は少し残して置くべきものだ。善い哉《かな》、丸山君の思いやり。私はまったく、丸山君の優しい人格に傾倒した。 ....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
、実に文殊への最も明快な答えだったのです。さすがは智慧の文殊です。 「善いかな、善い哉、乃至、文字語言あることなし。これ真に不二の法門に入る」 とて、かえって....
弟子」より 著者:中島敦
した評判でもあった。 三年後、孔子がたまたま蒲を通った。まず領内に入った時、「善い哉、由や、恭敬にして信なり」と言った。進んで邑に入った時、「善い哉、由や、忠....
三国志」より 著者:吉川英治
最短になすべく努めることを以て、劉備は自分の使命なりと信じているわけですが」 「善い哉、理想は。――けれど、天生天殺いつの日か終らんです。ごらんなさい、黄土の人....
三国志」より 著者:吉川英治
一|炉を持ち、百姓とともに耕すこそ身の楽しみ、また本望でなければなりません」 「善い哉、趙雲の言」と、孔明もともに云った。 「蜀の民は、久しい悪政と、兵革の乱に....