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「善本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

善本の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
広明の呈した本は三十巻三十一冊で、巻二十五に上下がある。細に検するに期待に負かぬ善本であった。素『医心方』は巣元方の『病源候論』を経とし、隋唐の方書百余家を緯と....
親鸞」より 著者:三木清
師の勧化によりて、ひさしく万行諸善の仮門をいでて、ながく双樹林下の往生をはなる。善本徳本の真門に廻入して、ひとへに難思往生の心をおこしき。しかるに今ことに方便の....
不苦心談」より 著者:森鴎外
て比較的短日月の間にそれをさせたのだと云っても好いかも知れない。 ファウストの善本は無論ゾフィインアウスガアベである。私はそれを持っている。然るに私は零砕の時....