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「善法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

善法の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
る)おゝ、仏さま、まどかなおわりを、あわれなものの恋のために! ――幕―― 場所善法院御坊 時 第五幕より十五年後 秋 人物 親鸞 ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
んで害するとあり。蛇と等しく女人にも三害あり。もし女人を見れば、心欲想を発し人の善法を滅す、もし女人の身に触るれば、身中罪を犯し、人の善法を滅す。もし共に交会せ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
》したというから、二教ともに眼ほど性慾を挑発するものなしとしたのだ。しかるに『十善法語』にも見える通り、仏教には細滑というて肌に触《さわ》るを最も強く感ずるとす....
十二支考」より 著者:南方熊楠
るる者ただ一万人残る。他の人種相殺し尽した後《のち》出で来り相見て慈心を起し共に善法を行う。その功徳《くどく》で百年ごとに一年ずつ命が増す、人寿八万四千歳に上り....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
。もし正午十二時を過ぎての非時に於て食事を許さば、貪心《たんしん》たちまち生じて善法を修《しゅ》するを妨ぐる――仏は仏慧菩薩《ぶってぼさつ》のために四食《しじき....
親鸞」より 著者:三木清
と堅固なることをえん。第五の五百年には、白法隠滞して、おほく諍訟あらん。すこしき善法ありて堅固なることをえん、と。」わが伝教大師の作と考えられた『末法燈明記』も....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ただけの価値は充分にございました。その夜私の泊って居る舎で僧侶らの請に従って十|善法戒の説法を致しました。すると彼らがいいますには仏法はこんなに分り易く説いてく....
私本太平記」より 著者:吉川英治
寺にて大供養。 夜、一山をおねぎらい。 二十三日、御下山。 途上、ふもとの善法律寺では、俗に“もみじ寺”とさえいわれる――紅葉の盛りをごらんありながらお小....