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善男子
「善男子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
善男子の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
わら》よりも鮮《あざやか》に、見るものの胸に閃《きらめ》く。閃く影に躍《おど》る
善男子《ぜんなんし》、善女子《ぜんにょし》は家を空《むな》しゅうしてイルミネーシ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
発動が皇国の戦争である。 最も平和的であると信ぜられる仏教に於ても、涅槃経に「
善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして刀剣|弓箭鉾槊を持すべし」「....
「易の占いして金取り出したること」より 著者:南方熊楠
果たして金を得たそうだ。 やや似た話はインドにもあり。 『大般涅槃経』七に、「
善男子よ、かくのごとし。貧しき女人の舎内に多くの真金の蔵あり。家人大小とも知るも....
「春昼」より 著者:泉鏡花
熊本、阿波の徳島。津々浦々の渡鳥、稲負せ鳥、閑古鳥。姿は知らず名を留めた、一切の
善男子善女人。木賃の夜寒の枕にも、雨の夜の苫船からも、夢はこの処に宿るであろう。....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
りにかったいぼう、手相見もいれば、飴屋もいる。そうかと思うと、子供づれで、参詣の
善男子《ぜんなんし》に化けこんでいるのもある。人数にしておよそ三十人ばかり、参詣....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
は違うのか」 「しっ、黙ってろい」 是の時、ほとけ 乃ち法を説いて宣わく 一切の
善男子善女人よ 父に慈恩あり 母に悲恩あり そのゆえは 人のこの世に生るるは 宿....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
三種神器に於ける剣。 国体を擁護し皇運を扶翼し奉る力、日本の武である。 2 「
善男子正法を護持せん者は五戒を受けず威儀を修せずして刀剣|弓箭鉾槊を持すべし。」....