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喇叭飲み
「喇叭飲み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
喇叭飲みの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊と推進機」より 著者:夢野久作
事を喘ぎ喘ぎ云いながら水夫長は、寝台の上に引っくり返って、ブランデーをガブガブと
喇叭飲みにしていた。 そうした事情がアラカタわかると、私はソッと室を辷り出た。....
「特殊部落の犯罪」より 著者:豊島与志雄
七はその言葉を聞き流しながら、のそりのそり匐い出して、上り口の徳利に取りつくと、
喇叭飲みにごくりと一口喉へ流し込んだ。冷たい濃い重みのあるやつが、喉から胃袋から....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
船客の酒場《バー》へ這入り込んで悠々と腰を据え、一期の思い出と許りに手当り次第に
喇叭飲みを遣った。おかげで、沈没した時もへべれけで何も知らなかったのみか、アルコ....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
。手|触《さぐ》りで床の間の水さしを掴まえた。口のほうから持っていき、ククククと
喇叭飲みにした。いたいた心が鎮まってきた。ばかりか、ジーンと澄んでさえきた。 ....