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「喜撰法師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

喜撰法師の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
を吉備彦の前へ押し拡げた。 それは六歌仙の絵であった。……在原業平、僧正遍昭、喜撰法師、文屋康秀、大友黒主、小野小町……六人の姿が描かれてある。 この....
夫人利生記」より 著者:泉鏡花
にござります、その紫の袈裟を召したのは私が刻みました。祖師のお像でござりますが、喜撰法師のように見えます処が、業の至りませぬ、不束ゆえで。」 と、淳朴な仏師が....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
郎は病気だというので、その持役のうちで河童の吉蔵だけを勤め、藤井紋太夫と浄瑠璃の喜撰法師は家橘が代っていた。団十郎の光圀はもちろん適任者で、世間一般からも好評で....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
僧知識から、下は末流凡下の俗僧まで、通じて法師と呼んだ。定家の『百人一首』には、喜撰法師だの素性法師だのと、僧官を有するもの以外の僧侶には、みな法師の語を用いて....