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喧嘩早い
「喧嘩早い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
喧嘩早いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
煙草ばかり吹かしている洪牙利人や、顔色の黒いヌビヤ人や、身長の高くない日本人や、
喧嘩早い墨西哥の商人などが、黄金の威力に圧迫され、血眼になって歩いている。各国の....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
がなく、いつでも陽気で機嫌のいいフレッドさんの記憶はいつ思いだしても爽快だった。
喧嘩早いフレッドさんのことだから、戦争なんてことになると、れいの通り逆上して、ア....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
だろう。そういう愚の善良さだと思う。 女形はまず第一に口うるさいのは例外なしで、
喧嘩早い者がいる、意地の悪い奴がいる、酒癖の悪いのがいるといったあんばいで、ねち....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
笑った。 「そうした方順序だし、ええ。」 「ええべ。」 「んでも、伴さんみたいに
喧嘩早い人は代表には駄目だネ。」 「これでも駈け引になれば、駈け引はうまいんだよ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
お稚児といえば優しげに聞えるが、これが向う傷のある肉のかたじまりな、いかにも
喧嘩早い生れつきに出来ているような小男で、櫓はうまい。 堀から隅田のながれへ漕....