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営利事業
「営利事業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
営利事業の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
例の上塗《うわぬり》をしたものと見ればよい 批評不公平の悪習を促せし罪 新聞社が
営利事業に化して以来、主張も見識もゼロに成り、編集部が営業部に支配さるるに至り、....
「親子」より 著者:有島武郎
い監査役というものが単に員に備わるというような役目なのか、それとも実際上の威力を
営利事業のうえに持っているものなのかさえ本当に彼にははっきりしていなかった。また....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
はどうやらこうやら押せば明くようになって来た。 普通の劇場は一般の観客を相手の
営利事業であるから、芸術本位の脚本を容れると云うまでにはまだ相当の時間を要するに....
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
然し、軍需品を作るS市の「製麻会社」や、M市の「製鋼所」などでは、それが単なる「
営利事業」でなくて、重大な「国家的義務」であるという風に喧伝して、安々と延長出来....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
とも注目される。『サン・ニュース』はその一つである。 第三期 各新聞社は確実な
営利事業である経済的利益を守るために、第一期の活溌な民主化への協力的態度をすてて....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
かぬらしい。――だが、この案を見ていると、東北を振興するというのは、東北における
営利事業を助長することに他ならないようだが、それなら、現に折角相当にやっている既....
「婦人と思想」より 著者:与謝野晶子
現今の男子は皆金銭を欲して物質的の利を得ることに努力している。それがために沢山の
営利事業が起り、幾多の資本家を富ましめ、多数の労働者が働いてはいるが、さて何故に....
「階級闘争の彼方へ」より 著者:与謝野晶子
値上げという類のものではなくて、労働者自身の刻苦の成果である生産価値の余剰、即ち
営利事業の利潤の幾割を労働者にも分配せよ、もしくはその利潤の全部を労働者に返還せ....
「調査機関」より 著者:中井正一
経ない前のいわば盲目的・猪突的な「かん」や「はら」とはちがう。今日の文明国では、
営利事業を経営するばあいにも、あるいはまた政府が何か新政策を実施するばあいにも、....
「猿の図」より 著者:三好十郎
がないのじゃないかねえ。つまり実際問題としてはだ、君たちも、つまり、けっきょくは
営利事業なんだから。 三芳 もちろんそれは心得ています。しかし、なん倍出しても、....