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「営口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

営口の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
刻と後《うしろ》から逼《せま》って行くのがよく分る。しまいには黄色い文字で書いた営口丸《えいこうまる》の三字さえ明《あきら》かに読めるようになった。やがて余の船....
爆弾太平記」より 著者:夢野久作
方がヨッポド大きい。……どこへ落ち付くのか用が無いから探っても見ませんが、大連、営口から、満洲の奥地へ這入る爆薬は大変なものです。その中の一箱か二箱がタマに抜け....
社会時評」より 著者:戸坂潤
封もしないでつき返してよこした。検事は重ねて之を警察に送ってやると再び警察は之を営口領事館へ返送して来た。一体之まで満鉄付属地の警官は、関東庁の警察官であると同....
雪女」より 著者:岡本綺堂
が堀部君を歓待したのは子細のあることで、彼は男女三人の子供をもっているが、長男は営口の方へ出稼ぎに行って、それから更に上海へ移って外国人の店に雇われている。次男....
鼠坂」より 著者:森鴎外
君のような人があるのが好い。」 主人は持前の苦笑をした。「今一つの肉は好いが、営口に来て酔った晩に話した、あの事件は凄いぜ。」こう云って、女房の方をちょいと見....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の状況等を細さに調査した後、終に東清鉄道沿線の南満各地を視察しつつ大連、旅順から営口を経て北京へ行った。 川島浪速と佐々木照山・提調時代の生活・衝突帰朝 北京....