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「嘉賞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

嘉賞の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
対して、朝廷には二つ議論があった。その一つは、公武合体派で、慶喜の大政奉還の許を嘉賞して、新政府組織についても、慶喜に旧将軍にふさわしい一役を与えようと云うので....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
勝名勝を探り得て帰り、蒐むるところの山水百余景を五巻に表装して献上した。帝これを嘉賞し、故|翰林学士、芳九|連の遺子|黛女を賜う。黛は即ち芬の姉にして互いに双生....
三国志」より 著者:吉川英治
賊を鎮定して、地方の平穏につくした功によって、建徳将軍費亭侯に封じ給う) と、嘉賞の沙汰を賜わった。 で、曹操は、またも地方に勢威をもりかえして、その名、い....
三国志」より 著者:吉川英治
すか、曹操は、もとより先に呉へ書簡を送って、関羽を討てといってきたことですから、嘉賞してそれを受取るでしょう」 「なるほど」 「そして呉は盛んに、天下に向って、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
であった。 恩賞の配与には当時もずいぶん気を労ったことらしい。 帝が、当座の嘉賞として、 帆かけ舟の紋 を長年に与えたなどは、いかにも当意即妙でよく武将....
私本太平記」より 著者:吉川英治
氏の功は少なしとせぬ。……さればこそ。おん諱名の『尊』の一字をさえ賜うたほどなご嘉賞ではなかったか。さるを……手のひら返すごとく、逆賊とよび、王軍をくだして討た....
私本太平記」より 著者:吉川英治
まもなかろう。したがよく諸方で軍功をあげた。さすが父の名を恥かしめぬ者。お上の御嘉賞もひとかたでないぞ」 「先刻も親しくおことばまで賜わり、身にあまる冥加です」....