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器機
「器機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
器機の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
って、観測などをするどころか、咽が裂けるような声で愛国歌を唄っては天文部の貴重な
器機を片ッ端からスパナーでガチャンガチャン壊しては暴れ廻っています。あいつは音楽....
「死生」より 著者:幸徳秋水
い、彼等は餓死もする、凍死もする、溺死する、焚死する、震死する、轢死する、工場の
器機に捲込れて死ぬる、鉱坑の瓦斯で窒息して死ぬる、私慾の為めに謀殺される、窮迫の....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
見れば、案外乗心地が好い。青山から余の村まで三十分で来た。父が「一家鶏犬一車上、
器機妙用瞬間行」なぞ悪詩を作った。工合が好いので、帰りも自動車にした。今度のは些....
「海底都市」より 著者:海野十三
な音は出せないことになっています。それに、穴を掘ったり、鉄の棒をおしこんだりする
器機も、原子力エンジンから力を出すので、まるで巨人が棒をおしたり、巨人が土を手で....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
一面「科学発達の時代」と言う方がより適切かも存じません。すなわちそれは、それらの
器機や機関のそのすべてが、科学の力によってできたわけだからでございます。したがっ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
とを欲せしゆえんなり。これ、余が今度遠遊を計画したるゆえんなり。 政教子曰く、
器機的の文明は、今日西洋に存するものをただちにわが国に適用することを得るなり。例....