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「囚獄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

囚獄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
先生への通信」より 著者:寺田寅彦
参りました。中世のドイツを見るような気がしておもしろうございました。市庁の床下の囚獄を見た時は、若い娘さんがランプをさげて案内してくれました。罪人は藁も何もない....
映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
グであり囚人の群れであるように思われてくる。 ルイとエミールはこれらのあらゆる囚獄を片端から打ち破り、踏み破って「自由」の世界へ踏みだして行くのである。晩餐会....
破片」より 著者:寺田寅彦
後途中でおりたくなっても自分の自由にはおりられない。この意味ではこれらは皆一種の囚獄である。しかし窓から外界が見える限り外の世界と自分との関係だけはだいたいにわ....
山の人生」より 著者:柳田国男
蝕ばみ朽ちつつあるであろう。 また同じ頃、美濃とは遙かに隔たった九州の或る町の囚獄に、謀殺罪で十二年の刑に服していた三十あまりの女性が、同じような悲しい運命の....