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「四つ切り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四つ切りの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草枕」より 著者:夏目漱石
しつける。黒い柱の真中に、土間から五尺ばかりの高さを見計《みはから》って、半紙を四つ切りにした上へ、何か認《したた》めてある。 「そおら。読めたろ。脚下《きゃっ....
志賀直哉氏の作品」より 著者:菊池寛
の父なる若者が坐るやうになつた。其背後の半間の間には羽織袴でキチンと坐つた老人の四つ切りの写真が額に入つて立つて居る……」 この題材は、もし自然派系の作家が扱....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
のほしざお》で庇《ひさし》の上の猫どもを追いはらっていた。 巌夫は道々、半紙を四つ切りにしたのに包んだ、一服の薬について、いかにそれが霊薬《れいやく》であるか....
死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
」私はそれらの名前を読んだ。そして痛ましい記憶が浮かんできた。ドータンは、兄弟を四つ切りにして、夜パリの中に出て行き、頭を貯水池に、胴体を下水道に投げ込んだ男だ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
檎のパイも結構なものでそれには林檎一斤の皮を剥いて心《しん》を除《と》って一つを四つ切りにして直ぐに水の中へ放します。水へ入れずにおくと林檎のアクで白が赤くなり....