四つ手網[語句情報] » 四つ手網

「四つ手網〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四つ手網の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三つの挿話」より 著者:堀辰雄
の橋と橋との間に、いまを盛りにコスモスが咲きみだれ、そしてその側に誰もいないのに四つ手網だけがかかっているのを見出した時には、突然、その村でのさまざまな思い出が....
みやこ鳥」より 著者:佐藤垢石
治の中年頃までは大川から隅田川では寒中に白魚が漁れた。小さい伝馬舟に絹糸ですいた四つ手網を乗せて行って白魚を掬ったのである。 この白魚を鰻の筏焼きの串にさして....
水郷異聞」より 著者:田中貢太郎
の下の暗い処からそこここに燈の光が見えている。彼は一眼見てそれは夕方に見えていた四つ手網を仕掛けている小屋の燈だと思った。 湖の水は灰色に光っていた。省三は飯....