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「四つ脚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四つ脚の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吠える」より 著者:宮本百合子
雨やどりの場所を求めることも出来ない。苦しまぎれに、自分の小舎の屋根の上に登って四つ脚で突立っている。毛は絶えず雨に打たれる。食物の空《から》瀬戸茶碗がころがっ....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
ったものだ。 「聞け、よいかさあ解くぞ。そもそも人間というものは、赤児の時分には四つ脚がある。手が脚の用をするからじゃ。壮年時代に至っては云うまでもなく脚は二本....
接吻」より 著者:神西清
、その歩き方がまっすぐではなく、なんだか横歩きでもしているような工合で、おまけに四つ脚でひょこひょこ小刻みに踊るような運動を演じているところは、まるで鞭を脚へ当....
妖怪談」より 著者:井上円了
しかして、その構造は極めて動きやすく、いかなる微動もこれを感受し得るように、まず四つ脚をさって、特に三脚を用いるのであります。そうして、テーブルの上の板がやはり....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
又八は、犬の群れへ、拳を振りあげてみせた。 「こん畜生」 二つ三つ石も投げた。四つ脚のまねをして唸れば、どんな犬も逃げるとかねがね聞いていたので、又八は、獣の....