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四五
「四五〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四五の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
々の心もちや彼女自身の行く末などを。………
三
或雪の晴れ上った午後、二十
四五の女が一人、か細い男の子の手を引いたまま、引き窓越しに青空の見える堀越家の台....
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
るわせて、風のように舞い上ってしまいました。
二
それから
四五日たったある日のことです。髪長彦は三匹の犬をつれて、葛城山《かつらぎやま》の....
「一夕話」より 著者:芥川竜之介
わたしは横合いから口を挟《はさ》んだ。その若槻という実業家とは、わたしもつい
四五日|前《まえ》、一しょに芝居を見ていたからである。
「そうだ。青蓋《せいがい....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
上品な山高帽《やまたかぼう》をかぶっていた。私はこの姿を一目見ると、すぐにそれが
四五日前に、ある会合の席上で紹介された本多子爵《ほんだししゃく》だと云う事に気が....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
ガンティノは驚いたように、薄暗い木立《こだ》ちの間《あいだ》を見つめた。そこには
四五本の棕櫚《しゅろ》の中に、枝を垂らした糸桜《いとざくら》が一本、夢のように花....
「河童」より 著者:芥川竜之介
を待たずに大量生産が行なわれるそうです。従ってまた職工の解雇《かいこ》されるのも
四五万匹を下らないそうです。そのくせまだこの国では毎朝新聞を読んでいても、一度も....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
」
「うん、僕もそのつもりで来たんだ。」
「じゃちょっと待ってくれ。そこに雑誌が
四五冊あるから。」
彼は口笛を吹きながら、早速《さっそく》洋服に着換え出した。....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
んだゆう》主従は宿を変えて、さらに兵衛《ひょうえ》をつけ狙った。が、その後《ご》
四五日すると、甚太夫は突然真夜中から、烈しい吐瀉《としゃ》を催し出した。喜三郎《....
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
りません。けれども私がそこへ出ると、余計事がむずかしいんです。――と云うのは私も
四五年|前《まえ》には、御本宅に使われていたもんですから、あちらの御新造に見つか....
「子供の病気」より 著者:芥川竜之介
年は玄関に立ったまま、昨日貰った二冊の本は一円二十銭にしかならなかったから、もう
四五円くれないかと云う掛け合いをはじめた。のみならずいかに断《ことわ》っても、容....
「首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
夜《とうや》に街をかついで歩く、あの大きな竜燈《りゅうとう》である。長さはおよそ
四五間もあろうか。竹で造った骨組みの上へ紙を張って、それに青と赤との画の具で、華....
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
へ来ると同時に、電話に向っていた店員が、こう賢造の方へ声をかけた。店員はほかにも
四五人、金庫の前や神棚の下に、主人を送り出すと云うよりは、むしろ主人の出て行くの....
「寒さ」より 著者:芥川竜之介
。
× × ×
それから
四五日たった後《のち》、――ある霜曇《しもぐも》りの朝だった。保吉は汽車を捉《と....
「良夜」より 著者:饗庭篁村
。 月日の経つは活字を拾うより速かに、器械の廻るより早し。その年の夏となりしが
四五月頃の気候のよき頃はさてありしも、六七月となりては西洋|擬いの外見煉瓦蒸暑き....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
月十四日)、これを以てファラデーの研究の第二期を終るのである。この次の研究は一八
四五年の半ば過ぎからで、第三期として述べる。 「電気の実験研究」の第一巻に出版し....