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「四六判〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四六判の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
読書法」より 著者:戸坂潤
有った叙述なのである。巻を措く間も惜しく、読んで了ったものだ。尤も本はごく小さく四六判一四〇頁程のものであるが(訳本の方も二百頁程だ)。 ジーンズは物理学的観....
文芸時評」より 著者:宮本百合子
』の附録の方の翻訳署名責任者として荒畑寒村氏が、最後に「訳者の言葉」を附し、この四六判二百九十余頁に亙るトロツキーの「絢爛たる文彩、迫撃砲の如き論調、山積せる材....
行方不明の処女作」より 著者:宮本百合子
書く紙は大人の知らない間にどこからか見つけ出して来て白い妙にツルツルした西洋紙を四六判截ぐらいに切ったものを厚く桃色リボンで綴じ、表紙の木炭紙にはケシの花か何か....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
たからだ。が、飛び込んで行って実物を見ると、やっぱり当てが外れてしまった。第一、四六判の洋書が二十冊も這入ると一杯になるほどの大きさしかなく、それに、本来の目的....
「晩年」と「女生徒」」より 著者:太宰治
、一日に一冊ずつ売れたというと、まんざらでもない。「晩年」は、こんど砂子屋書房で四六判に改版して出すそうだが、早く出してもらいたいと思っている。売切れのままで、....
次郎物語」より 著者:下村湖人
等面白いんだ。」 佐野が、そう言って次郎の手に渡したのは、「良寛上人」という、四六判の、あっさりした装幀の本だった。 次郎はすぐそれを読み出した。そのうちに....
『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
) 「土」を見る 『土』を読んだのは、もう二十年近くの昔であるように思う。何でも四六判よりも小さくて厚い四角な本だったと思う。読む気になったのは、漱石の有名な言....