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「四分律〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四分律の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
比するごとくインドにも虎牙を惜しんで詰まらぬ物と争わぬと言う諺があったらしい。『四分律』九に善牙獅子、善搏虎と伴《とも》たり、一の野干《ジャッカル》ありて二獣の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
マ等、小乗仏教国に釈迦像の後に帽蛇が喉を膨《ふく》らして立ったのが極めて多い。『四分律蔵《しぶりつぞう》』に、仏|文※《ぶんりん》水辺で七日坐禅した時、絶えず大....
十二支考」より 著者:南方熊楠
東京人類学会雑誌』へ、予その事を長く書き邪視と訳した。その後一切経を調べると、『四分律蔵』に邪眼、『玉耶経』に邪盻《じゃけい》、『増一阿含』に悪眼、『僧護経』『....
十二支考」より 著者:南方熊楠
と同時にかかる相好《そうごう》を覚え置いて人を罵るに用いた輩も多かったと見え、『四分律』三に人の秘相を問いまた罵るを制しあり。『十誦律』四七、比丘尼に具足戒を授....
十二支考」より 著者:南方熊楠
女を長摩納に妻《めあ》わせ拘薩羅《くさら》国王に立てたとある(『出曜経』十一、『四分律』四三を参酌す)。従来誰も気付かぬようだが、この物語のうち長摩納に剣を擬せ....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
金字大品経一部。 金字大集経一部。 南本涅槃経一部四十巻。四分律一部六十巻。 法励師四分疏五本各十巻。 光統律師四分疏百二十紙....
法然行伝」より 著者:中里介山
ことをお尋ね申すのが本来であろうがまず大要なるにつきて申して見ると、東大寺の戒の四分律《しぶりつ》であるのは如何なる謂《い》われでござろうか」 そこで法然は東....
獄中通信」より 著者:戸坂潤
専ら仏教の勉強だ。仏教関係の書物二十五冊以上、内、国訳一切経十四冊(阿含経10、四分律4)、諦観の「天台四教儀」(織田の「和解」による。なお蒙潤の「集註」あり)....