» 四切

「四切〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四切の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
料理メモ」より 著者:北大路魯山人
九厘。買うときにこのことを留意すること。 *活あゆの刺身は洗い作りの王、一尾から四切れか六切れ。 *背ごしはその次。 *生きのいいものは塩焼き。生きの悪いのは照....
刻々」より 著者:宮本百合子
て自分のところへくすねて置き、休憩時間のお茶うけにするのだそうであった。香の物は四切れのところを、三切れずつにしてこれも、お茶うけにする。―― 「そういうことを....
一九三二年の春」より 著者:宮本百合子
と味噌汁を運んで来た。塗りが剥《は》げ得るだけ剥げきった弁当箱に、飯とタクアンが四切れ入っている。味噌汁は椀についでよこすが、これがまた欠け椀で、箸はつかい古し....
マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
つ稼いで来た。ゴーリキイに稼ぎのなかった日、この心を痛ましめる睦しい同居者たちは四切のパンと二カペイキの茶、三カペイキの砂糖だけで一日を凌ぐことも珍しくない。ゴ....
牛鍋」より 著者:森鴎外
で膝の上に置いて、割箸を割って、手に持って待っているのである。 男が肉を三|切四切食った頃に、娘が箸を持った手を伸べて、一切れの肉を挟もうとした。男に遠慮がな....