» 四割

「四割〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四割の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画と音楽」より 著者:伊丹万作
いるらしいが、我々の経験によると、現在の日本では音楽がくわわつて効果をます場合が四割、効果を減殺される場合が六割くらいに見ておいて大過がない。だから音楽を吹きこ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
は酒舗に入らずして、自宅にて飲酒する故なり。当地の物価は英国の二倍、豪州より三、四割高し。絵葉書一枚八銭以上、ビール一杯二十五銭とす。ただ安きものは果物にして、....
少年探偵長」より 著者:海野十三
うしろから老商チャンは声をかけた。 「こんなにかけないで、丸々満足なのがあったら四割がたええ値で買いまっせ」 姉川は、ふふんと笑ったまま、店をでていった。 「....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
。雨が降ると、立売が三割減るからね、なかなか販売部長も頭を悩ますよ。雪か。雪なら四割減るかな。――君傘は? ……傘いるよ」と、ひとりで喋った。「何をのむ?」 「....
放浪」より 著者:織田作之助
泡盛、ウイスキーなどどこの屋台よりも薄かった。木下は毎夜緻密に儲の勘定をし、儲の四割で暮しを賄い、他の四割は絶対に手をつけぬ積立貯金にし、残りの二割を箱にいれ、....
放浪」より 著者:織田作之助
泡盛、ウイスキーなどどこの屋台よりも薄かった。木下は毎夜緻密に儲の勘定をし、儲の四割で暮しを賄い、他の四割は絶対に手をつけぬ積立貯金にし、残りの二割を箱に入れ、....
特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
爾後約百五十年、明治四年迄に全国民が一倍と一割八分強に達する間に、部落民は二倍と四割八分弱の数となり、今日まで約二百年間、全国民が二倍と四分三厘弱の増加となる間....
面白き二個の広告」より 著者:堺利彦
なる小|羨望なり。 次に「徳用飯殖焚法」と題するものは、「ある作用によりて飯を四割以上増殖する焚き方なり」とて、「米価大騰貴の際、各戸一日も欠くべからざる発明....
文化祭」より 著者:坂口安吾
枚。つまり千四百枚も売れているのである。幹部連、そのうち六割は自分のモウケにして四割提出と密約を結んできたフシがあった。ところが四割だした者は何人もいない。 「....
鯛と赤蛸」より 著者:佐藤垢石
のである。こんなわけで、一本鈎で釣った鯛よりも、カズラ網で捕った大鯛の方が、三、四割方は安いのである。 鯛を買うと、私はすぐ腹を割ってみた。それは、いまの鯛は....
大震火災記」より 著者:鈴木三重吉
が百十八校まで焼け、り災した児童の数が十四万八千四百人に上っています。そのうちの四割は地方や郡部にうつったものと見て、あと八万九千の人たちは、十一月にもとのとこ....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
二割で足るが、物価の高い米国ではなかなかこの程度では済まない。最低二割五分、上は四割、五割に達して、まず平均が三割二、三分となっている。 とにかく我々の店で薄....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
店も、その数と申せば僅かに十二、三でこれが市内十四万戸を算する小売商の総売上高の四割を占め、そのためこの小売商の中から、破産者もしくは閉店者を続出せしめて居るの....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ある。国家は陸海軍合わせて十億二千万円余の予算を必要としているが、これは全予算の四割六分五厘に相当する。あまりの五割三分五厘だけが大蔵大臣の自由になるのである。....
社会時評」より 著者:戸坂潤
で、全員を新規定賃金によって改めて採用するというのである。新規定の賃金というのは四割前後(最高四割五分に及ぶ)の減給に相当するのであって、之が適用される従業員数....