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「四十路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四十路の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
しかしだいぶ外に待たされた後、奥の女あるじの居間に通された。 むっちりと肥えた四十路がらみのひとだった。幼子を抱いて、色褪せた衣服もよけい着くずしている容だが....
私本太平記」より 著者:吉川英治
をみはって言ったくらいに。 けれどその草心尼の清楚な美しさも、年とすれば、もう四十路にとどいていたはずである。かつてのような濡れ濡れしい若後家の尼とはおのずか....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ぞえ」 と、廉子は、いちばん言いたい所の哀訴を、女の情にこめて言った。 もう四十路にちかいはずの准后ではあるが、蠱惑ともいえる艶な美はどこにも褪せていなかっ....