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四宿
「四宿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四宿の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
み出した。 木曾十一宿はおおよそ三つに分けられて、馬籠、妻籠、三留野、野尻を下
四宿といい、須原、上松、福島を中三宿といい、宮の越、藪原、奈良井、贄川を上
四宿と....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
方の街道筋にはその組織も充分にそなわっていなかった。それには木曾十一宿のうち、上
四宿、中三宿、下
四宿から都合四、五人の総代を立て、御変革以来の地方の事情を江戸に....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
木曾谷は福島から須原までを中三宿とする。その日は野尻泊まりで、半蔵らは翌朝から下
四宿にかかった。そこここの道の狭いところには、雪をかきのけ、木を伐って並べ、藤づ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ていらしったとよ。」 そういう多吉も変われば、お隅も変わった。以前半蔵が木曾下
四宿総代の庄屋として江戸の道中奉行から呼び出されたおり、五か月も共に暮らして見た....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
住大橋の方へ向って無二無三に逃げ出したのです。
「そうれ、人殺しだ!」
白昼、
四宿《ししゅく》の中の往還のことですからたまりません。
殺気がみるみるその街道....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
は起きないつづみの兄イ、今夜のうちに二本松、八町目、若宮、根子町《ねこちょう》の
四宿を突破して、朝には、福島からいよいよ相馬街道へ折れるつもり――用意万端ととの....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
頃ですから、私は小学生で十歳位でしたろう。その頃|北千住に住んでいました。千住は
四宿といわれた宿場跡なのです。町は一丁目から五丁目までありますが、二丁目から三丁....