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四川省
「四川省〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四川省の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
』『メンヤンの草漉紙』という名の漂着物をご存知ですか。一つは揚子江の流れをくだり
四川省の宣賓《シュウチョウ》、一つはメーコン河をくだって仏領インドシナのメンヤン....
「狂人は笑う」より 著者:夢野久作
まで大丈夫。そうですか。それじゃお話しましょう。まあ腰をかけて下さい。 貴女は
四川省附近に、お茶で身代を無くした人間が多い事を御存じじゃ無いですか。ヘエ。それ....
「「揚子江」」より 著者:宮本百合子
で見たいと思わせる作品である。 注意をひかれるのは、この作者が、「外国人は全部
四川省からも揚子江からも、いまに追い出されてしまうようなことになりましょう」「わ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
れでは木蘭とはどんなものか。それは中国の湖北省西方からいわゆる蜀《しょく》の地の
四川省にかけて生ずる常緑の大喬木(高さ五、六丈)の名であって、蓮花のような美花を....
「仙術修業」より 著者:田中貢太郎
――支那の
四川省の奥で修業をしたと云うんだ。気合をかけると己の脈がとまるよ、仰向いて胸を反....
「三国志」より 著者:吉川英治
から、安徽、浙江におよび、江岸の荊州(湖南、湖北)より、さらにさかのぼって益州(
四川省)にまでちらかった。 継母をつれた諸葛瑾が、呉の将来に嘱目して、江を南へ....
「三国志」より 著者:吉川英治
に老病の人たる上に、その子|劉※も、凡庸頼むに足りないものばかりです。――益州(
四川省)はどうかといえば、要害堅固で、長江の深流、万山のふところには、沃野広く、....
「三国志」より 著者:吉川英治
蜀をうかがっているとき、その蜀は今、どんな状態にあったろうか。 巴蜀。すなわち
四川省。 長江千里の上流、揚子江の水も三峡の嶮にせばめられて、天遠く、碧水いよ....
「三国志」より 著者:吉川英治
りふせ、蹴ちらして、凱歌は到るところにあがった。 張※自身、かろうじて瓦口関(
四川省)にまで落ちのびて行った。 痛快極まる勝ち戦は、張飛の鬱積を吹きとばして....
「三国志」より 著者:吉川英治
、章武元年の秋八月であった。 その頃、蜀帝玄徳は、すでに大軍をすすめて、※関(
四川省・奉節)に着き、その地の白帝城を大本営として、先陣は川口の辺りまで進出して....