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四座
「四座〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四座の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
T.)となるけれども、まだ、十二宮には、磨羯宮・天秤宮・巨蟹宮・白羊宮と、以上の
四座が残されている。それに法水は、上図どおりのフリーメーソンABCを当てたのだ。....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
めぐっている。 この柱が、須弥壇の四隅にある、まことに天上の柱である。須弥壇は
四座あって、壇上には弥陀、観音、勢至の三尊、二天、六地蔵が安置され、壇の中は、真....
「蓮花公主」より 著者:田中貢太郎
方達に対句をしてもらおう。」 といって一聯の句を口にした。 「才人桂府に登る、
四座|方に思う。」 竇がそこでそれに応じていった。 「君子蓮花を愛す。」 す....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
に立並んで三座となったが、この、守田座は、委《くわ》しくいえば、もとから、芝居は
四座あって、守田座だけが別の土地に離れていたので、これも古い名ではあるが、十一代....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
あるので、守田勘弥はその対抗策を講ずるために、中村・市村・千歳の三座主を語らって
四座の一大連盟を作り、東京在住の主なる俳優全部をもその連盟に引き入れて、向う五カ....
「三国志」より 著者:吉川英治
所の水寨港門や大小の舟行など見せて歩いた。 そして、江上に浮かぶ艨艟の戦艦二十
四座の船陣を、誇らしげに指さして、 「どうですか、わが水上の城郭は」と、意見を求....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
朝寝をしようよ。眼がさめて、甦えッた青田を見るのを愉しみに」 住吉ノ浦は、住吉
四座の境内から敷津、粉浜まで、ほとんど松ばかりの砂地だが、摂河泉の街道、木妻ノ辻....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
|旒の錦の旗が、露をふくんで垂れていた。 大講堂の外陣の廊上には、長老、執行、
四座などの上僧級が、いずれも忍辱の法衣に具足をよろって居流れているし、また、階だ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
に神亀三年には、召出されたという記録が残っているのであります。 また平野神社の
四座御祭、園神三座などに、出でて仕えた山人という者も、元は同じく大和の国栖であっ....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
席をまで忌避されたものであったが、しかもその中で金剛、金春、宝生、観世のいわゆる
四座の猿楽の如きは、室町時代から既に将軍の前でその技を演じ、後には武家お抱えとな....