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四海兄弟
「四海兄弟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四海兄弟の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
なわち愛国心はその適度を越えてほとんど非国民精神を呼び起こしたり。宣言の一条たる
四海兄弟の原則は端なく国民といえる藩籬を忘れしめ、共和国の兵は国の異同を問わずた....
「日本楽器の名称」より 著者:寺田寅彦
た遠い国々の民族が何かしら、全くのあかの他人でないような気がして来る。古い言葉の
四海兄弟という文字の意味が急に新しい光を浴びて現われて来るのを感じる。 赤道へ....
「災難雑考」より 著者:寺田寅彦
人間の頭脳の最高水準を次第に引き下げて、賢い人間やえらい人間をなくしてしまって、
四海兄弟みんな凡庸な人間ばかりになったというユートピアを夢みる人たちには徹底的な....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
慶二年(北方) と、敵味方によって称びわけられるという変則な地上では、もとより
四海兄弟などと唱えて祝福し合う初春景色などはどこにもない。 ただ高時の執権邸の....