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四絃
「四絃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
四絃の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
「何を怒るや怒り猪の――俄に激する数千|騎」突如として山|崩れ落つ鵯越の逆落し、
四絃を奔る撥音急雨の如く、呀と思う間もなく身は悲壮渦中に捲きこまれた。時は涼秋九....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
炎が衰えて、暗くなりかけても、炉へ薪をくべ足すことを誰も皆忘れて聞き恍れていた。
四絃のこまやかな音階が突として、急調になり破調に変ってくるかと思うと、消えかけて....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、むかしながらの山桜かな”と語りかけたあたりへ来ると、とつぜん、舌打ちするように
四絃を一ツぴしゃッと撥ッて、 「ああ、やはりいけない!」 「どうしてなの、覚一」....