四緑[語句情報] » 四緑

「四緑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四緑の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道草」より 著者:夏目漱石
ちゃんとは十六違うんだよ、姉さんは。良人《うち》が羊の三碧《さんぺき》で姉さんが四緑《しろく》なんだから。健ちゃんは慥《たし》か七赤《しちせき》だったね」 「何....
旅愁」より 著者:横光利一
せよとくれぐれも教えた。一度親戚の家の巽の方角に便所がある家があって、そこに丁度四緑の年にあたる娘があったが、久慈の母はそれを心配しつづけ家を変るようとしきりに....
雪霊記事」より 著者:泉鏡花
「三碧のう。」 と尼さんが言いました。 「貴女は?」 「私は一つ上……」 「四緑のう。」 と尼さんがまた言いました。 ――略して申すのですが、そこへ案内....
貞操問答」より 著者:菊池寛
幣かつぎになっていた。自分が六白星だから、七赤、八白、二黒の日は吉で九紫、三碧、四緑の日は凶であるなどと、朝刊の九星を気にしたり、カードのペーシェンスが、一度で....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
かんし》九星|早見弁《はやみのべん》。こうだ。 お鈴――文久元年、かのとのとり、四緑、木星、柘榴木《じゃくろぼく》。 お久美――嘉永二年、つちのととり、五黄、土....
妖怪学」より 著者:井上円了
これより相伝えて九星起こるという。九星の名目は左のごとし。 一白 二黒 三碧四緑 五黄 六白 七赤 八白 九紫 これを時に配し、日に配し、月に配し....
迷信解」より 著者:井上円了
りというも、真偽は定め難い。その数が一より九までありて、これに一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫の名を付し、これを年に配し月に配し、日および時....