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「四部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

四部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
路上」より 著者:芥川竜之介
の静かな音色《ねいろ》に耳を傾けているらしかった。…… それからピアノの独奏と四部合唱とが終って、三十分の休憩時間になった時、俊助は大井に頓着《とんちゃく》な....
寒の夜晴れ」より 著者:大阪圭吉
や比露子と同じように、留守中の三四郎に対する責任があった。 三四郎の家は、皆で四部屋に別れていた。そこで私は、おびえる心を無理にも引立てるようにしながら、すぐ....
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
はしかし、見方によれば常にあまたの同時に響く音の並行であって、肉声ならばちょうど四部合唱のようなものを一つの器械を借りて一人の手で奏しているようなものである。実....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
序 現代唯物論の対象となるものを物質論・認識論・科学論・文化論・の四部門に分けて見た。存在が物質であり、之を認識するのが認識であり、その認識が科学....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
聖な富士山の頂きには大日章旗が翻るという風景が、至るところに点出される。帝展の第四部工芸品部には日本刀が出品されるようになるし(これは某代議士の建議案に基くもの....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
の気質を受けたのかな。」 時とすると彼らは、ドイツ歌謡をいっしょに歌い出した。四部合唱の――四脚の――唄《うた》で、彼らにそっくり似寄っていて、馬鹿げた崇厳さ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
た。やがて二人でいっしょに帰ってゆかれることを彼は知っていたのである。 人々は四部合唱を歌い始めた。おのおのの群れが順次に歌の一句を言い、反覆部はみなで合唱し....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
可能な大計画、あらゆるものを音楽で摘出し種々の世界を包括《ほうかつ》せんとする、四部作《テトラロジー》や十部作《デカロジー》。また多くは、一つの声音、街路を通る....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
一八一七年に、四人の若いパリーっ子が「おもしろい狂言」を仕組んだ。 二 二重の四部合奏 それらの四人のパリーっ子のうち、一人はツウルーズの者で、次はリモー....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ついに了解することができた。表はおそらく、ドロア・ド・ロンム結社(人権結社)の第四部各区隊の完全な表で、各区隊長の名前と住所とがついてるものであろう。今日では、....
次郎物語」より 著者:下村湖人
な快いひびきをもつものではなかったのである。 * 次郎の生活記録の第四部をここで終る。考えてみると、この記録は、次郎の生活の中の、わずかに二十日にも....
次郎物語」より 著者:下村湖人
めよう。」 (第五部おわり) 「次郎物語 第五部」あとがき この物語の第四部を書き終えたのは、昭和二十四年の三月十八日であった。それからもうやがてまる五....
火の扉」より 著者:岸田国士
きつもどりつしている一人の若い女が人目をひいた。 木の札には、――「旭一三六二四部隊杉部隊の浜島茂を御存じの方」と墨で書いてある。 十人のうち一人がそれを読....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
、水を越して、すらりと空を指している 糸杉の頂が目標になっています。 第四部 お前さん達はどこへでも勝手に飛んでおいで。わたし達は、棚に葡萄の茂っている....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
eil, Kapitel II, III). ツェルニー――『ピアノ教則本』(第四部・第二および第三章) Shedlock.――The pianoforte s....