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回想録
「回想録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
回想録の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「苦悩の年鑑」より 著者:太宰治
所謂「思想家」たちの書く「私はなぜ何々主義者になったか」などという思想発展の
回想録或いは宣言書を読んでも、私には空々《そらぞら》しくてかなわない。彼等がその....
「さようなら」より 著者:田中英光
無頼な生活の中にも見出されるのを思う。例えば勝海舟の父、夢酔軒勝太郎左衛門小吉の
回想録の美しさも死者の眼で生の世界を眺めている哀しさがあるからだ。 思えばぼく....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
かく下の註釈を読んで見給え」
――「クラウディオ・アクワヴィバ(耶蘇会会長)
回想録」中の、ドン・ミカエル(千々石のこと)よりジェンナロ・コルバルタ(ヴェニス....
「それらの国々でも」より 著者:宮本百合子
という悲劇をまざまざと描き出している。この頃は毎日新聞にチャーチルの第二次大戦の
回想録が出ている。それにもうかがわれるとおり一九一八年に敗戦国となったドイツの人....
「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」より 著者:宮本百合子
に利用しフランスの敗北をひきだしたろう。いま毎日新聞に連載されているチャーチルの
回想録をよんでもそれははっきりわかるし、最近並河亮氏が訳したアプトン・シンクレア....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
が音楽入りで「ラジオ東京」から放送され、私は目裏を熱くして聴いた。かくてわがこの
回想録には、いっそうの拍車が掛けられることだろう。――では、どうして、その興行が....
「二つの松川」より 著者:細井吉造
に一挙に遠い世界になってしまった。 里へ下ってから書く山行記録が既にして一つの
回想録であるならば、二つの松川の接触点に当たる念丈岳と奥南岳との鞍部で送った甘美....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
りに劣っている。ドイツの中産以上の家庭には通常、ヒンデンブルグやルーデンドルフの
回想録は所有されており、広く読まれている。これらの図書は立派な戦史書である。一家....