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回禄
「回禄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
回禄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「観画談」より 著者:幸田露伴
寂寞と懸っていた。これだけの寺だから屋の棟の高い本堂が見えそうなものだが、それは
回禄したのかどうか知らぬが眼に入らなくて、小高い処に庫裡様の建物があった。それを....
「上野」より 著者:永井荷風
保ノ改革ニ当ツテ永ク廃斥セラル。然レドモ猶|有縁《ユカリ》ノ地タルヲモツテ、吉原
回禄ノ災ニ罹ル毎ニ、権《シバラ》ク爰《ココ》ニ仮肆《カリタク》ヲ設ケテ一時ノ栄ヲ....
「失うた帳面を記憶力で書き復した人」より 著者:南方熊楠
《ぜんちょう》を得て漫《すずろ》にこれを閲し、匆々として去る。二日を越えてその家
回禄す。帳を索むる者、紛然として計をなすを知るなし。林またこれを過《よぎ》りてい....