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回読
「回読〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
回読の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
」 「あります……馬太伝と約翰伝の初めの方ぐらいのものです」 「わしは全部、数十
回読んだのう。今の若い者は皆、聖書を読むがええ。あれ位、面白い本はない」 「第一....
「『土』に就て」より 著者:夏目漱石
事がある。長塚君は余の「朝日」に書いた「満韓ところどころ」というものをSの所で一
回読んで、漱石という男は人を馬鹿にして居るといって大いに憤慨したそうである。漱石....
「マクシム・ゴーリキイの人及び芸術」より 著者:宮本百合子
に云った。 「本を読みな。わからなかったら七度読みな。七度でわからなかったら十二
回読むんだ!」そして、肥った獣のようにうめいて深い物思いに沈み、荒っぽくどなった....
「辞典」より 著者:戸坂潤
奴隷や通信臣下を用いて情報(間諜制度や、使節制度による)を収集したが、之が自由に
回読されたりノベリスト等やゼンガー等によって読売されることによって、やがて手書き....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
る必要はないのであるが、事実上の主人公を三条西実隆にとった本篇においては、なお一
回読者の忍耐を濫用しなければならぬ廉《かど》がある。それはほかでもない文筆殊に歌....
「「心理試験」序」より 著者:小酒井不木
の持つ怖ろしい魅力によって、その場から、探偵小説の愛好者になるであろう。もし、一
回読んでなお、探偵小説の愛好者になれなかったならば、とにかく、もう一度読んで御覧....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
なり。読経は『バイブル』中のある部分を誦読するものにして、これに前後両回あり。前
回読経は『旧約全書』中の一部分、後
回読経は『新約全書』中の一部分なり。 寺院の....