因果物語[語句情報] » 因果物語

「因果物語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

因果物語の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
う話など、かのインド譚から出たよう、芳賀博士の攷証本に見るは尤も千万だ。降って『因果物語』下巻五章に、僧が蛇となって銭を守る事二条あり。『新著聞集《しんちょもん....
十二支考」より 著者:南方熊楠
輿地誌略』八五に、浅井郡馬川は洪水の時白馬出て往来人を悩ますという。『沙石集』『因果物語』等に馬を虐待してその霊に苦しめられた譚多い。されば馬が悪鬼となって返報....
十二支考」より 著者:南方熊楠
捨てんとするを乞うて弟子としたが、長じて正直者ながら経を誦《よ》む事鈍かった(『因果物語』中)。和泉堺のある寺の白犬|勤行《ごんぎょう》の時堂の縁に来て平伏した....
魔王物語」より 著者:田中貢太郎
日本には怪談はかなりあるけれども、其の多くは仏教から胚胎した因果物語か、でなければ狐狸などの妖怪であって、独立した悪魔のような物語はあまりな....
染吉の朱盆」より 著者:国枝史郎
て面白い話でもないな」 「どうしてだい、面白いじゃァないか」 「古いありきたりの因果物語りさ」 「そうばかりもいわれないよ、遺跡がのこっているのだからな」 「お....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
ら繰り返さないが、何より構成法として効果的だとおもわされるのは、平左衛門、孝助の因果物語をAとし、お露新三郎の恋と怪奇をBとし、AB二つのこの物語を隔晩に演じ、....