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「因果経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

因果経の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
屋にばい這入って泣いて居るから、此間《こねえだ》もお寺へ行ったら法蔵寺の和尚様ア因果経というお経を読んで聴かせて、因果という者アあるだから諦めねばなんねえて意見....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
は宗教ではない。憐れむべき清潔法だ。孔孟の教えは経済だ。共に人心を導くに足りぬ!因果経よ、涅槃経よ、仏教こそは讃美べきかな。……恥ずべきは人の世だ。戦国の世の浅....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
できるかと、それを楽しみにして来たら、餓鬼草紙から抜け出したような婆さんが出て、因果経のおさらいをして見せたには、一時《いっとき》うんざりしましたが、こうして、....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ある、また『飜訳名義集』には「阿輸迦ハ或ハ阿輸柯ト名ク、大論ニ無憂華樹ト翻ヘス、因果経ニ云ハク、二月八日ニ夫人毘藍尼園ニ住ミ、無憂華ヲ見テ右手ヲ挙テ摘ミ、右脇ヨ....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
本に相当あるのであります。 名前はお聞きになったこともあるでありましょうが善悪因果経という経がある。奈良朝時代に因果経の上部に絵が描いて色彩も麗わしく時価も非....