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団円
「団円〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
団円の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
にいた。
が、兵衛はいつまで経っても、ついに姿を現さなかった。
大
団円
甚太夫《じんだゆう》主従は宿を変えて、さらに兵衛《ひょうえ》をつけ狙っ....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
風前の灯のように危かった青竜王の生命は、僅かに死の一歩手前で助かった。 大
団円、死の舞踊 「――検事さん! 雁金さんは何処へ行かれた?」 と、慌ただしく....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
りはひとしきりつづいて、ヘクザ館の周囲の森に、弾丸が雨霰と降ってくる。 大
団円 やがて、機銃のうなりがピッタリやむと、ヘリコプターはヘクザ館の上空に停止....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
りますぞ」 ガンマ和尚とその部下は、風のように、部屋から走り去った。 大
団円 その直後、事態はきゅうに重大となった。アドロ星の撃ちだす破裂弾の射程が、....
「海底都市」より 著者:海野十三
とは決してない。だからぜひ会いたまえ」 カビ博士はしきりにすすめる。 大
団円《だいだんえん》 カビ博士は、僕を僕の二十年後の妻君と会わせたがっている。....
「金属人間」より 著者:海野十三
のか、しゃべりつづけた。興奮の色さえ見せて、かたりつづけたのであった。 大
団円 「おどろきました、感じいりました」 と、長戸検事は厳粛《げんしゅく》な顔....
「火星探険」より 著者:海野十三
ているところは、首から下が非常に短くて、ほうずきの化物みたいに見えた。 大
団円 さてこの物語も、ここらで結末に入らなければならない。 火星探険団長のデ....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
ぎやかな宴会がひらかれ、星人たちと二少年とは、陽気にさわいで楽しんだ。 大
団円 「いよいよジャンガラ星は自力で宇宙をとぶんだそうだが、いったいどこへ行くつ....
「空気男」より 著者:海野十三
なく、電線は博士の足首を身体からプツリと切り放してしまった。さあ大変! 大
団円 突風のため、見えざる流体化した清家博士の身体は、電線にふきつけられて、足....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
一同は、つぎつぎに発見されるミミ族の驚異に、ひじょうな疲労をおぼえた。 大
団円 帆村荘六のミミ族研究は、ある程度の成功をおさめた。ミミ族の正体は、まず大....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
、渦をまいた。すべては探照灯に照らしだされて、更にものすごさを加えた。 大
団円 おもいがけない爆発だった。 「ははあ、正太君。人造人間エフ氏は、とうとう....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
ヨめきました。 「ああ、いよいよ、ルナ・アミーバーが見えて来ましたよ」 大
団円 ああ何という不思議! 硝子樽の中には、いままで何も無いように思っていま....
「活動写真」より 著者:淡島寒月
上にも場面の上にも同じようなものが出来て、その結局はどれもこれも芽出たし/\の大
団円に終るようで、かえって興味がないようである。そこへ行くと、伊太利周遊だとか、....
「火星の芝居」より 著者:石川啄木
けて夢を見ていた日にゃ、火星の芝居が初まらぬうちに、俺の方が腹を減らして目出度大
団円になるじゃないか、俺だって青い壁の涯まで見たかったんだが、そのうちに目が覚めたから夢も覚めたんだ』....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
て、その中に極めて詩趣を掬すべき情味があった。今の道徳からいったら人情本の常套の
団円たる妻妾の三曲合奏というような歓楽は顰蹙すべき沙汰の限りだが、江戸時代には富....